2018年01月16日 11:07更新
柿崎区の地元食材で恵方巻きを作ろうと、市民を対象にした食材の投票が実施された。その結果6つの食材が選ばれた。中にはなんと、イノシシの肉も入っている。
こちらが柿崎区の地元食材で作られた恵方巻き、その名も「柿崎神セブン恵方巻き」。
メイン具材にイノシシと白鮭。その他、アスパラ菜や横山人参、黒岩大根、ホシ☆ガッキーと呼ばれる干し柿、そして玉子焼きが入っている。
柿崎区では若い世代に地元にある食材に親しんでもらおうと、3年前から飲食店や農家が中心となり、地元食材にこだわった恵方巻きを作っている。今年は初めて、具材を市民からの投票で決めるキャンペーンを昨年11月から実施した。その結果、400票の応募があり、玉子焼きを除く6品が選ばれた。
中でも注目は具材として全国的にも珍しいイノシシ。投票の理由にも「食べてみたい」との言葉が多く見られ、実行委員会も結果に驚いている。「予想とは違う結果。まさかイノシシが選ばれるとは思っておらず、びっくりしている」と。
使用されるイノシシは米山のふもとで獲れたもの。佐藤一実行委員長は「イノシシはくさいというイメージがある。匂いを抜く必要がある」と調理に工夫をこらす。イノシシの肉は3日間塩につけにしたあと、一晩水に浸し血や臭みを抜く。その後、炒めてあく抜きをし、8時間煮込んでコーンビーフ状に仕上げ、味噌などで味を調える。
この恵方巻きは3回の試作を重ねてようやく完成。佐藤一実行委員長は仕上がりを「120点!」と笑顔を見せた。また「これからの地域を作る若い人に食べてもらいたい。柿崎に良い素材があることに気付いてほしい」と話す。
恵方巻きの予約はすでにはじまっていて、柿崎区内の6店舗で受け付けている。限定300本。
今回の投票で惜しくも落選した食材にカマスやカブ、バナナ南瓜などがある。実行員会では、これらの食材も家庭で味わってほしいと28日(日)に節分料理の講習会を開く予定。
詳しくは実行委員会事務局のわすけまで。℡025-536-2110
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