2018年01月09日 06:46更新
板倉区下沢田で7日、さいの神行事が行われ、住民らおよそ70人がモチやスルメを焼いて一年間の無病息災を願った。下沢田のさいの神は、毎年、集落の東側を流れる別所川沿いで行われる。当日午前7時30分から登板の住民が集まり作業開始。まず、あらかじめ用意しておいた竹を組み合わせて立て、そのまわりにワラを4段に積み重ねていく。高さは5m以上に達する。
以前はワラの代わりにカヤを使ったこともあったが、ワラに比べて燃えにくいためすぐにもとに戻した。最近の稲刈り作業は、脱穀とワラの裁断を同時にするコンバインが主流のためワラは貴重品。下沢田で使うのは、集落の農事組合法人が生産するはさがけ米のワラを特別に保管しておいたものだ。
さいの神の点火は、午後2時。しめ飾りを手にした住民やさいの神に合わせて実家に帰省した人たちが続々と集まってきて、いよいよ開始。火をつけるのはもちろん年男と年女だ。
火は瞬く間に広がりさいの神を包み込む。集まった人たちは、持ってきた餅やスルメを焼いて食べ、一年間の無病息災と五穀豊穣を願った。
この模様は後日、タウン情報の地域動画にアップする予定。
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