2016年12月06日 15:36更新
上越市春日新田5丁目の「魚住かまぼこ店」に、かまぼこをモチーフにした鐘が登場。6日にお披露目された。
制作したのは、上越市の陶芸家 髙井進さん。今年の9月に同店から「幸せを運ぶ鐘を作ってほしい」と依頼を受け、事業を続ける店を励まそうと制作に取りかかった。
陶器で作られた鐘は、幸せを運ぶ4人の子どもが乗った北前船と、かまぼこがモチーフ。北前船には、かまぼこの材料になるスケトウダラやイトヨリダイが描かれている。
北前船の下には、店で販売されているハートをデザインしたかまぼこの鐘が釣り下げられ、陶器ならではの柔らかい音を奏でる。
あわせて店内にはおみくじも設置された。大吉、中吉、小吉、魚吉があり、魚吉を引くとかまぼこがプレゼントされる。魚住かまぼこ店の田村社長は「鐘を鳴らしに気軽に店に足を運んでもらいたい」と話している。
魚住かまぼこ店は1969年創業。売り上げの落ち込みや従業員の高齢化で営業継続が困難になり、2014年4月に一般財団法人上越市環境衛生公社が買収。店舗と工場を現在の位置に移転し事業を続けている。
※2016年12月6日 ニュースLiNKで放送予定 18:30~