2017年12月19日 06:00更新
雪下・雪室野菜の更なる生産拡大とブランド力の向上を目指す研究会が18日、 簡易雪室を設置するための技術研修会を開いた。
研修会は、JAや農家をはじめ市や県などでつくる「雪下・雪室研究会」が初開催。会には、研究会のメンバーや雪室に興味のある農家など約30人が参加。18日は、雪を活用して簡単に野菜を保存できる簡易雪室の設置方法を学んだ。方法はまず空のコンテナを置いた上に、野菜が入ったコンテナを積みあげる。
そして、積み上げたコンテナを通気性の良いシートで覆い板でふたをする。
周りを雪で覆った後、雪解けを避けるため遮光シートをかぶせて完成。
雪室は、温度が0~5℃、湿度が90%以上に保つことが重要だと説明があった。参加者は「同じような雪室をやっている。続けていきたいし、続けていかなければならない」と話す。JAえちご上越によると、簡易雪室を使っている農家は3年前は7人だったのが、昨年はその倍以上の16人に増えたという。
雪下・雪室研究会の相澤 誠一 会長は「農家は雪のため、冬の収入源がない。雪室などの活用で収入が確保できるのであれば非常にいい。ただし、消費者に喜ばれなくてはいけないので、雪の下に貯蔵したものがいかに美味しいか宣伝して広めたい」と話していた。
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