2017年11月30日 17:01更新

耐震化されていない、妙高市の妙高高原支所の機能を同じ地区にあるコミュニティ施設、妙高高原メッセ内に移転する計画が30 日、妙高市議会全員協議会で示された。

妙高高原支所 

妙高高原支所は昭和52年に旧妙高高原公民館として建設され、合併後の平成17年から妙高市役所の支所として現在に至る。建物は昭和56年以前の耐震基準のままで、大きな地震が起きたときに甚大な被害が起こる可能性がある。

妙高高原メッセ

示された計画によると、支所から約700ｍ離れたコミュニティ施設、妙高高原メッセを改修して、1階部分に支所の機能を移転する。具体的には現在の事務室や図書館があるスペースを改修し、支所機能を持った事務室にする他、防災拠点としても利用できるよう無線室や消防用設備の機能をもたせる。また、メッセに隣接している保健センターの外の歩道部分の利便性を高めるため、新しく雁木を設ける。

市民が利用する図書館や和室など既存の部屋の多くが残る一方で、研修室の一部屋が防災・消防設備に使われる。隣接する保健センター２階の研修室を今後、貸館対応していくということ。

移転までのスケジュールは来年4月から9月まで改修工事が行われ、10月からメッセで支所の業務がはじまる予定。改修にかかる費用は約1億円。現在の支所の解体も含めると約1億3,000万円になる見込みで、新年度予算案に計上される。

※2017年11月30日  ニュースLiNKで放送  初回18:30～