2025年03月04日 12:04更新
県立高田農業高校の生徒が育てたコシヒカリが富寿しグループのシンガポール店で提供されることになり、輸出に合わせた式典が2月28日(金)に開かれました。
富寿しグループのシンガポール店に提供されるのは、高田農業高校農業生産コースの2、3年生19人が育てたコシヒカリ600キロです。学校では食の安全性や環境に配慮し、植物を発酵させた有機肥料を使ってコメを育てています。
この取り組みが評価され、農業の国際基準「グローバル・ギャップ」の認証を今年度を含めて4回受けています。
また、今年度は味を競うコメの甲子園「米・食味鑑定コンクール国際大会」の高校部門で、全国170種類のうち、上位15位に贈られる「特別優秀賞」を受賞しました。コメは生徒の学習成果を世界に知ってもらおうと、去年から富寿しグループに買い取ってもらい、シンガポール店で提供されています。
輸出に合わせて販売式が開かれ、3年生4人が富寿しを経営する上越市南本町の宮崎商店を訪れました。
富寿し 宮嵜富夫 副社長
「外国の人が食べて『おいしい』と言ってくれている。富寿しにとっても、ありがたく思っている」
シンガポール店では5月下旬から6月中旬にかけ、2店舗で提供される予定です。
生徒
「実習はみんなで協力してできた。楽しかった。(大変だったのは)実習で草が生えているところを取ったこと。新潟のコメはおいしいということが世界中に広まるといい」
富寿し 仕入部 恩田浩司 部長
「事前に試食した。おいしいコメだったので(有償提供の)話を進めた」
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