2025年01月24日 10:05更新
うちわ太鼓を叩きながら、上越市の高田市街地を回る日蓮宗伝統の「寒修行」がことしも今月1月20日(月)の「大寒」から始まっています。
寒修行は寺の僧侶がうちわ太鼓を叩き、お経を唱えながら夜の町を回って無病息災や家内安全を願う日蓮宗の行事です。毎年、1年で寒さが最も厳しいとされる大寒から始まります。
高田地区では93年前の昭和7年から檀家や地域の人も参加して行なわれています。
顕本寺 西山 要湧 住職
「大寒の時期に行うことの1つは精神的鍛練。また寒修行を通していろいろな人とのつながりを大事にしている」
寒修行はことしも今月20日から始まりました。高田地区では日蓮宗の9つの寺が協力していて、取材を行った22日(水)はおよそ40人が7の班に分かれ、1時間ほど雁木通りや家々を回りました。
地域の人
「子どもの頃からお布施を出していた。やっぱり皆さんにお礼を言いたいので」
「無事に一年を過ごすことが一番。こうして来てもらってお祓いをしてもらうことは意義があること」
参加者
「この寒修行には11年から12年参加している。ことしは雪も少なくて歩きやすかったけど寒さはあった。家の皆さんに顔を出してもらってとてもうれしかった。」
寒修行は2月2日の節分まで続きます。地域住民から寄せられたお布施は、上越市社会福祉協議会に寄付されることになっています。
顕本寺 西山 要湧 住職
「ことしで92回目になる。100回、それ以上続けられるように参加してもらっている人たちと一緒に今後も継続していきたい。皆さんの力を借りていければ…」
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