2024年11月12日 09:00更新
耕作放棄地の棚田でヤナギバヒマワリを育て、景観づくりに貢献したとして、安塚区の朴の木自治会と地元の小中学校などが都市景観大賞の特別賞を受賞しました。
都市景観大賞は、「都市景観の日」実行委員会が景観に関するすぐれた地域や活動を表彰する制度で、安塚区の朴の木自治会と安塚小学校、旧安塚中学校などは今年度の「景観まちづくり活動・教育部門」で特別賞を受賞しました。
朴の木地区では、高齢化により荒廃していた棚田を整備し、2015年からヤナギバヒマワリを育てています。活動の輪は地元の団体のほか、小中学校にも広がり、毎年多くの人が花を観賞しに訪れ、地域交流につながっていることが評価されました。
8日(金)は関係者およそ20人が上越市役所を訪れ、中川市長に受賞を報告しました。
中川市長
「皆さんがヤナギバヒマワリを植えて景観を守ってくれることは棚田を昔から続けてきた人たちの思いを繋いでいる。これからも続けていってもらいたい」
続いて、活動に携わった児童や生徒が、取り組みを通して、気付いたこと、地元への思いなどを伝えました。
安塚小学校 児童
「この活動で学んだことは安塚の人たちがとてもやさしかったこと。景色や自然がきれいで歴史がたくさん。安塚はもともと良いところとしっていたけど改めて良いところだと感じることができた」
安塚区の朴の木自治会などは毎年10月に「天空のお花畑・棚田カフェ」と題して、高台から棚田に咲くヤナギバヒマワリを鑑賞できるイベントを開いています。活動には安塚小学校の児童が協力し、事前準備として会場周辺にのぼり旗や案内看板を立てたほか、当日は運営も手伝いました。
安塚小 児童
「地域の宝物 象徴みたいなものなのできれいに育ってほしいという思いで育てた。自分たちや先輩たちが10年続けてきたことが特別賞に選ばれてうれしい」
朴の木自治会 松苗隆雄会長
「棚田のヤナギバヒマワリを皆さんが理解してくれて盛り上げようとしてくれる気持ちはありがたい。励みになる。できる限りやっていきたい。ある意味使命だと思っている」
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