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北諏訪小学校「開学の地」に 歴史まとめた看板設置

2024年10月23日 14:53更新

上越市立北諏訪小学校の始まりが、江戸時代、別の場所にあった個人の塾だったことをご存知ですか? その場所と歴史を知らせる看板が設置され、23日(水)にお披露目されました。

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看板が設置されたのは、北諏訪小学校から北に500メートルの場所です。

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大きさは縦60センチ横90センチほどで、学校が作られた理由や歴史がまとめられています。

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上越市立北諏訪小学校は、合併により昭和46年に開校しました。その起源は江戸時代にさかのぼり、今とは別の場所にありました。

北諏訪区では江戸時代から明治時代の初期にかけて、当時村の地主だった金子藤次郎が自宅で塾を開き、子どもたちを教育しました。その後明治5年に国の教育制度「学制」が作られ、塾はなくなりました。

その2年後、藤次郎の長男にあたる栄造をはじめ村人たちが資金を出し合い、塾の跡地に木造2階建ての小学校が建てられました。これが北諏訪小学校の前身です。

この場所には明治17年、藤次郎への感謝を込めて筆塚が建てられましたが、地域でもあまり知られていませんでした。

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北諏訪まちづくり振興会 澤海雄一理事長
「地域の人も何の石か知らない人がほとんどだった。由来を知り、この地域が子どもたちの初等教育に熱心だったことを知ってほしい」

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藤次郎の5代後、金子徹栄さんと澄江さんは、今もその歴史が記された書物を大切に保管しています。

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澄江さん
「昔の人の熱意はすごい。自分のことだけでなく、将来や周りのことを考えてやっていたことが分かる」

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看板を設置したのは、北諏訪まちづくり振興会です。お披露目会には北諏訪小学校の2、3年生も参加し、自分たちの学校がどのようにできたのか学びました。

3年生
「ここに学校があったことが初めて分かった。これまで知らなかったのでびっくり」
「地域の人の支援があって学校ができていると思った。忘れないようにしたい」

北諏訪まちづくり振興会 澤海雄一理事長
「地域にとって子どもの力は大きい。先祖も、子どもに教育をしながら地域を盛り上げていこうとした。子どもたちにも歴史を知ってもらい、頑張ってもらいたい」

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この看板の作成と設置には、上越市の地域独自予算としておよそ30万円が活用されました。

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