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ほくほく線利用促進へ サイクルトレイン実証社会実験

2024年10月22日 06:00更新

北越急行ほくほく線の利用促進に向けて、列車に自転車を持ち込んで移動できる「サイクルトレイン」の実証社会実験が18日(木)に行われました。

実証実験は、ほくほく線沿線の自治体などで作る協議会と十日町地域振興局の合同で初めて行われました。ほくほく線の利用促進を図ると共に、沿線地域で活発になっている広域的なサイクルツーリズムの取り組みを進めようと、列車内に自転車を乗せて移動できるサイクルトレインの導入を目指しています。

ほくほく線沿線地域振興連絡協議会 交通政策部会 石橋大吾さん
「これまで課題とかが見えてこなかったので、実証実験で課題や問題点を実際やってみて、見出していきたい」

実証実験では行政関係者やメディアに向けて2両編成の貸切列車が臨時運行され、25台の自転車を乗せて六日町駅から十日町駅を経由したまつだい駅までの間で検証されました。導入にあたっては駅の入り口から改札を通ってホームまで、サイクリング用の自転車を持ちこみ、スムーズに車両に乗り降りできるかが大きなポイントとなります。

なかでも十日町駅ではホームが3階にあるため、参加者は自転車を持ち抱えて階段をのぼるか、エレベーターを使う必要があります。

参加者
「駅中のエレベーターは前輪を上げないとなかなか乗り降りが大変。電車自体に乗ったときは意外とスムーズにいけた」

また列車の走行中は車両によって、4人掛けのボックス席が左右に並ぶ場所もあり、自転車を置くスペースが十分に確保できるかなども検証されました。

ほくほく線沿線地域振興連絡協議会 交通政策部会 石橋大吾さん
「車両内は2人がすれ違うのがやっとな状況。そこに自転車を持ち込むと通行に支障が出ることが分かった。長いロングシートのところに置くことが必要になってくる。すぐに一般の車両や通常運行の中でできるかというのはこれから。どうやったら問題を解決できるか、関係者で協議しながら今後につなげたい」

サイクルトレインの実証実験はこのあと11月2日に一般の人向けのモニターツアーが予定されていて、参加者から出た意見や課題などを参考に導入に向けた検討を進めるということです。

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