2024年10月16日 09:06更新
上越市が進める通年観光計画のうち春日山城跡について、上杉謙信公や春日山城をいかし、訪れた人に長く滞在したもらうための整備計画について話しあう検討会が始まりました。
上越市は観桜会や海水浴など季節型の観光から脱却しようと、春日山、高田、直江津地区を中心に通年で観光ができるよう整備検討を進めています。このうち国の史跡春日山城跡について初めての整備計画検討会が11日(金)に開かれました。
会では、上杉謙信公や春日山城をいかした観光コンテンツの充実を図り、訪れた人に長く滞在してもらうための計画について話し合います。委員は観光の専門家や城の研究をしている大学教授など9人で、座長には跡見学園女子大学の篠原靖准教授、副座長には春日山城跡保存整備促進協議会の折橋修会長が就任しました。
春日山城跡整備計画検討会 折橋修 副座長
「来年が謙信公祭の100周年。2030年には謙信公生誕500年 大きな節目。上杉謙信公を全国の人、外国の人にも知ってもらいたい。春日山にも来てもらいたい」
初回の検討会は非公開で行われ、北海道をはじめ全国の観光地の成功事例や取り組みなどが紹介されました。また専門家からはより広い地域から観光客を集める視点を持つことや、歴史について深く知っている人とそうでない人がいる中でターゲットの設定の仕方などについて意見がありました。
検討会は今回を含めて今年度中に3回行われる予定です。専門家からの意見や現在行われている市民アンケートの結果などをもとに、ターゲットやコンセプト、観光コンテンツや回遊観光の計画案をまとめる予定です。
上越市魅力創造課企画係 松井大樹 主任
「委員からの意見を踏まえて再度精査。他の調査データを加えて計画を策定したい」
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