2024年10月10日 11:49更新
戦国武将 上杉謙信の葬儀を取り仕切ったとされる僧侶が、上越市吉川区大乗寺地区の寺にいたことをご存じですか? この歴史を知ってもらい、訪れるきっかけにしてもらおうと僧侶をイメージしたどら焼きが2種類開発され今月22日から販売されることになりました。
これがどら焼きの「大乗寺さん」2種類です。形は上杉謙信の葬儀を取り仕切ったとされる上越市吉川区大乗寺の僧侶、大乗寺良海が被る「笠」をイメージしました。
生地は市内の竹炭を混ぜて黒く色付けしたものと通常の2種類があります。黒い生地には良海が着ていたとされる装束と同じ黄色いあんが入っています。地元のカボチャを使いました。通常の生地にはキャラメルクリームが入っています。
どら焼きは大乗寺と上杉家とのつながりを知ってもらい訪れるきっかけにしてもらおうと地元の町内会が企画しました。
開発と製造には吉川区原之町の小浜屋菓子店が協力しました。商品名の文字は大乗寺良海の子孫で山形県米沢市にある上杉神社の宮司、大乗寺真二さんの書き下ろしです。
吉川区大乗寺町内会 関澤義男さん
「(出来栄えは)素晴らしい。甘過ぎずに1つ食べると腹持ちがあっていい」
大乗寺町内会では地元の歴史を小中学生などに伝える活動に2年前から取り組んでいます。今年度は市の地域独自予算事業を活用しどら焼きを作りました。販売を通して区外から訪れる人を増やしたい考えです。
吉川区大乗寺町内会 関澤義男さん
「謙信と良海の伝統のある吉川へ足を延ばしてもらい。吉川の過疎化をお菓子で活性化できればという思い」
どら焼きは1個税込で230円、小浜屋菓子店または道の駅よしかわ杜氏の郷で今月22日(火)から販売されます。
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