2024年09月24日 15:45更新

全国的にコメの品薄が続いた影響で、首都圏などからコメを返礼品に選んで上越市や妙高市にふるさと納税をする人が先月から急増しています。

上越市のふるさと応援室によりますと、先月コメを返礼品に選んだ寄付の件数はおよそ290件でした。100件ほどだった去年の8月と比べて2.8倍に増えています。寄付金額は730万円ほどで去年のおよそ4倍です。また、今月も寄付が相次いでいて、9月16日までにおよそ250件の寄付がありました。 

上越市ふるさと応援室長 大谷健一郎さん
「とてもうれしい。参加している法人や農家がいて成り立っていることなので感謝」

 上越市のふるさと納税返礼品は150事業者の2300種類があり、その半分以上がコメです。人気の品種はコシヒカリで、先月は在庫がなくなり、掲載をストップした事業者もあったということです。 

上越市ふるさと応援室長 大谷健一郎さん
「（8月は）返礼品の在庫がなくなってしまい、選べない状況に」

上越市では上越のコメをさらにPRしていこうと事業者や農家に、ふるさと納税への参加を呼び掛けています。 

上越市ふるさと応援室長 大谷健一郎さん
「上越のコメを知ってもらう大事な機会。少しでも関心を持っている事業者や農家に参加してもらいたい。上越市のふるさと納税をもっと盛り上げていきたい」

また、妙高市でも先月はコメを返礼品に選んだ寄付の件数が前の月と比べて2倍になっています。妙高市税務課では「これを機に他の返礼品にも興味を持ってもらえたら」と期待を寄せています。