2017年11月09日 16:02更新

長野県の歌「信濃の国」を歌う催しが8日、上越市で開かれた。

この催しは長野県にゆかりがある人でつくる「信濃の国をうたう会」が毎年この時期に上越市で開いている。長野県出身者を中心に、長野県民であれば誰もが知っている県歌「信濃の国」を歌い、会員同士の交流を深めるのがねらい。8日は会員58人が集まり、声高らかに「信濃の国」を合唱した。

この歌は約120年前に長野師範学校の教師が作詞・作曲した。当時は日清・日露戦争の前後で、軍歌が多く、子どもたちに故郷について知ってもらえる親しみやすい歌になるようにとつくられた。歌は６番まであり、諏訪湖や千曲川、善光寺など長野県の自然や名所、偉人などが登場する。約50年前に長野県歌に制定され、長野県内の小中学校の行事や結婚式など様々な行事で歌われている。

参加者は「自分は長野県人なので、信濃の国を歌うと涙が出るほどうれしくて最高」と。また、会の南澤博三 会長は「上越のみなさんから信濃の国が愛されていると感じた。これからも歌いつなぎたい」と話していた。

※2017年11月9日 ニュースLiNKで放送 初回18:30～