2024年05月03日 04:00更新
上越市吉川区の尾神岳で西洋ミツバチの養蜂が行われていて、2日(木)からハチミツの採取がはじまりました。
上越市吉川区に住む養蜂家の五十嵐一也さんは、25年ほど前から吉川区坪野や、妙高市三本木など3か所に巣箱を置いて西洋ミツバチを飼育しています。2日(木)は吉川区坪野の尾神岳に設置してある3つの巣箱を空けてハチミツを取り出しました。
ひとつの巣箱にはおよそ3万匹のミツバチがいます。五十嵐さんは、煙を炊いてハチの動きを弱め、巣を取り出しました。
このあと遠心分離器にかけてミツをしぼりました。五十嵐さんによりますと、例年この時期はヤマザクラのハチミツが採れますが、今年は寒暖差が大きく、咲く期間が短かったため、例年に比べて採れるハチミツの量が少ないということです。
五十嵐一也さん
「サクラの香りもなく、違う花のミツが入っていたよう。春の1番ミツなので、爽やかで色も透明」
五十嵐さんは新潟県養蜂協会上越支部の支部長を務めています。現在上越地域では40人ほどがミツバチを育てています。五十嵐さんによりますと5月中旬ごろからは妙高市でアカシアのハチミツが採れるということです。ハチミツの採取は6月いっぱいまで続きます。
五十嵐一也さん
「1番のメインはアカシアのハチミツ。いい花が咲いて、天候が良ければミツは多くとれるのかなと」
五十嵐さんのハチミツは、スカイトピア遊ランドや道の駅あらいの四季彩館ひだなんで販売されています。
ハチを飼育する場合は県に届け出が必要ですが、無断でハチを飼育してハチミツを採る人も少なくないということです。五十嵐さんは「ハチも家畜だということを忘れないでほしい」と話しています。
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