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“虫川の大スギ” 火災の影響なし 保護作業再開

2017年10月25日 16:17更新

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先月の火災で中断されていた上越市浦川原区にある国指定の天然記念物「虫川の大スギ」の保護作業が、きょう25日から再開された。

 虫川大スギ

虫川の大スギは、樹齢1,200年以上と言われ、高さ30m、幹の周りが約10mと全国でも有数の巨木。

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先月20日 ハチの巣除去作業で“いぶしだき” 幹に燃え移る

先月上旬から、幹にできた穴をスギの皮で覆う作業が行われていた。しかし先月20日、空洞部につくられたハチの巣を除去するため、“いぶしだき”を行っていたところ、幹の一部に燃え移り、作業が中断されていた。

その後、現地調査を終え、管理している文化庁から許可がおり、きょうから作業が再開した。今のところ火災によるスギへの影響は確認されていない。 

虫川の大杉は、今から約120年前、雪の重さで枝が折れたことにより、幹の中に空洞ができた。平成4年にスギを守るため、穴の部分に銅板が取り付けられたが、銅板の一部が昨年5月の強風で壊れ、杉の皮に取り換えることになった。

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きょうは、空洞の中で腐った幹の一部を手で剥がし、空洞の下に溜まった剥がれ落ちたゴミをかき出した。水や養分を吸う不定根を傷つけないよう、樹木医の佐藤賢一さんが見極めながら慎重に作業が進められた。

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この後、空洞を殺菌し、穴はスギの皮で覆われることになっている。保護作業は雪が降るまでに完了する予定。

 

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※2017年10月25日  ニュースLiNKで放送  初回18:30~

 

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