2024年04月11日 17:59更新
新しい歴史の始まりです。上越市の3つの区にあった中学校が統合され、今年度新しくできた上越市立東頸中学校で11日(木)に開校式が行われました。
東頸中学校は浦川原、安塚、大島中学校が統合してできました。市内で区を越えた統合は初めてです。校舎は旧浦川原中学校です。
開校式には統合した3校の2、3年生66人をはじめ、保護者や地元の住民、中川市長など合わせて165人が出席しました。
はじめに中川市長があいさつをしました。
「学校・家庭・地域が連携して教育に協力し、一層交流を深め力を合わせ、新たな学校づくり、豊かで活力ある地域づくりを」
続いて東頸中学校の牧井創校長が3校の魅力を生かし、新しい学校を作っていきたいと話しました。
「3校で培った良さや強みを生かし、魅力と創意あふれる教育活動が展開できるよう地域の皆様と共に未来志向の新たな伝統、学校文化をつくる」
このあと出席者全員で校歌を歌いました。
「♪笑顔を届けよう 思いをさあ伝えよう われら空へ翔け 東頸中学校」
統合に向け、生徒は昨年度、スキーや球技大会などの交流活動を4回行ってきました。学校では3つの区から伝統工芸や伝統文化などに詳しい住民を講師として招き、地域の魅力を学ぶことにしています。
旧安塚中学校と大島中学校の生徒はスクールバスで通学していて、中には通学時間が4倍に増えた生徒もいます。学校では安塚や大島から通う生徒のために、始業の時間を旧浦川原中学校より10分遅い午前8時20分に調整しました。
旧大島中
「通学時間が前より20分ほど早くなった。朝起きる時間が早くなった。生活リズムが少し変わったが、これから慣れていくしかない。いろいろ挑戦できる学校を作っていけたらと思う」
11日は入学式も行われ、全校生徒は1年生29人を含め95人になりました。生徒数は再来年度まで増えますが、その後は減少する見込みです。
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