2024年03月08日 18:12更新
県立看護大学で8日(金)卒業式が行われ、94人が新たな一歩を踏み出しました。
卒業したのは看護学部看護学科の94人です。卒業生1人ひとりが神田清子学長から卒業証書を受け取りました。卒業生は入学した2020年、国内で新型コロナの感染が広がり、予定されていた入学式が中止になりました。またこの4年間は授業が対面からオンラインに切り替わり、実習は期間が短くなるなどの影響を受けました。
神田学長は「想像とは違う大学生活の幕開けで不安な毎日だったと思う。感染症という困難に直面しながら対処し成長できた。自分の力を信じて前に進んでほしい」とはなむけの言葉を贈りました。
続いて、卒業生代表の内藤岳人さんが旅立ちの言葉を述べました。
卒業生代表 内藤岳人 さん
「新型コロナウイルスの脅威も収まり、入学前に思い描いていた大学生活が送れたことをうれしく思う。長いようで短い大学生活で色々なことが経験でき、喜びを分かち合うときも悲しみを癒すときも一人ではなかった。人間は一人では生きていけない。誰かに支えられながら誰かを支えられるよう精進したい」
学校によりますと、式典は卒業生や保護者のほか5年ぶりに来賓が招かれ、コロナ前とほぼ変わらずに行われました。卒業生は88人が病院などに就職し、このうちの半数の43人が県内で働くことになっています。
卒業生
「コロナで出来なかったことも多かった。その中でも色々な経験が出来た。学んできたことを少しでも生かせる看護師になれたら」
「大変なこともあったが卒業出来て良かった。看護師として一生懸命働きたい」
このほか、8日は大学院生6人の修了式も行われました。
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