2024年03月08日 11:51更新

上越市在住の60代の男性が特殊詐欺被害にあい、電子マネー56万円分をだまし取られたことが8日（金）までにわかりました。警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。

警察によりますと、今年3月4日、男性が自宅のパソコンでインターネットを閲覧していると、画面に「パソコンに問題が発生しました。電話をしてください」などと表示されたということです。男性が表示された番号に電話をすると、実存するソフトウェア企業を名乗る犯人から「あなたのパソコンはハッカーによりトロイの木馬に感染しました。復旧作業が必要です」などと言われ、指示通りに操作すると、パソコンが遠隔操作される状態になったということです。

男性は犯人からの電話で「復旧作業は進めます。サポート期間のコースによって金額が違う。電子マネーで支払いしてください。コンビニの店員には友達にあげると説明してください」と言われました。さらに「コード番号が違う。新しく電子マネーを購入し、コード番号を入力してください」などと、次々に電子マネーでの支払いを要求され、3回にわけて合計で56万円分をだまし取られました。

その翌日、男性は不信に思って上越警察署に相談し、詐欺に気づいたということです。

警察では、パソコンに怪しい表示がされた場合は、冷静になり、画面に表示さた番号に電話せず、警察か販売店などに相談してほしいと注意を呼び掛けています。