2024年02月26日 14:43更新
海の環境問題などについて学んできた上越市立上下浜小学校の児童が、豪雪地帯で知られる安塚小学校の児童を招き、学習成果を発表しました。
上下浜小学校の3、4年生23人は学校から近い「海」の環境問題などについて、安塚小学校の3、4年生15人は「雪」の利用などについて学んでいます。
2校の児童は去年の夏、それぞれ上下浜海岸で地引網を体験したことをきっかけに知り合い、お互いの学習成果を発表することになりました。
26日(月)は上下浜小学校に安塚小学校の児童が招かれました。
上下浜小学校の児童は、100年以上前校舎を再建するために海岸に流れ着いたクジラを売って、資金にしたことから「クジラの学校」と呼ばれていることを、読み聞かせを通して説明しました。
「(クジラ)肉を売り学校を建て直す。村人みんなが協力することが決まった」
「ついに学校が出来上がった。村人の心を1つにした海の贈り物クジラのことを忘れてはいけない『クジラ学校』は今も柿崎の宝」
このほか、去年に海水を使って塩を作ったこと。海の環境問題として、マイクロプラスチックを魚がエサと間違えて食べ、死んでいることを紹介しました。
「心がけることは ゴミを出さないために3R(リユース・リデュース・リサイクル)、リペアーを含めた5Rを意識して生活」
上下浜小児童
「最初は緊張していたが、だんだん緊張がほぐれ うまく発表できた」
安塚小児童
「クジラは魚ではなく哺乳類など知れてよかった。安塚は雪、上下浜は海が盛ん。上越市にはたくさんのものがある。もっと勉強したい」
26日(月)の交流に先立ち、今月1日(木)に上下浜小学校の児童が安塚小学校を訪れ、学校に雪を使った天然クーラーがあることを学んだほか、一緒に雪遊びなどをしたということです。
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