2024年02月18日 04:00更新
上越市柿崎区で増えている空き家を有効活用しようと14日(水)、かきざき空き家利活用協議会が設立されました。協議会では家を貸したい人と借りたい人マッチングを行うことで空き家を減らし、まちを活気づけたい考えです。
新たに設立されたのは「かきざき空き家利活用協議会」です。リフォームや設備工事を行う建設・建築業者を中心に市内の金融機関や旅館業などを含めた33社などで構成されています。
この団体では、市が空き家情報バンクで紹介している物件以外の空き家も含めて、情報を一括管理し、家を売りたい人、買いたい人、または貸したい人、借りたい人のマッチングを行っていきます。空き家を減らし移住者を呼び込み、まちを活気づけることが狙いです。
かきざき空き家利活用協議会 吉井 一寛 会長
「空き家に移住者が入る件数が上越は圧倒的に少ない。ほかの市に聞くと結構たくさん来ている。このままでは遅れてしまう。危機感から協議会の設立に」
協議会によりますと現在、柿崎区には170件余りの空き家があります。また高齢者のみ世帯は去年4月1日の時点で635世帯です。今後も空き家は増えていくと見込まれています。
かきざき空き家利活用協議会 吉井 一寛 会長
「空き家に樹木が生えて倒木して停電。柿崎区の中でも出ている。空き家は何とかしないといけない」
団体では、マッチングのほか空き家の解体や家財の処分、入居後のサポートなども行います。事業のスタートは、ことし4月1日からで、専用のホームページを制作するとともに登録物件を増やし、SNSを使って情報を発信していきます。また来年以降は空き家の移住・定住体験ツアーの実施も計画しています。
かきざき空き家利活用協議会 吉井 一寛 会長
「いかに空き家を利用しながら移住者を増やすか。(柿崎区の人口)いまは8500人くらい。昔は1万5000人くらいいた。約半分に。地域の活性に少しでも結びついていけるのでは」
お問い合せは、柿崎区総合事務所総務・地域振興グループ(025-536-2211)までどうぞ。
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