2024年01月17日 14:16更新
能登半島地震で被災した石川県に水や食料などの支援物資を送ろうと、上越市のボランティア団体が17日(水)から上越観光物産センターで物資の募集を始めました。団体では「個人では被災地に物資を持ち込めないため、支援したいと考えている人はぜひ協力してほしい」と呼びかけています。
物資の募集は、上越市の企業経営者などでつくるボランティア団体「能登半島地震の支援・上越有志会」が始めました。
石川県は支援物資の提供について、混乱を避けるために企業や団体などがまとめたうえで送るよう呼びかけています。一方、個人からは受け付けていません。
会の発起人、五十嵐健一さんは、石川県に必要な物資や状況を聞き取ったうえで準備を進めてきました。
能登半島地震の支援・上越有志会 五十嵐健一代表
「市民から、何とかしたいという思いを多数聞いた。本当は自分で被災地に行きたい人も多いと思う。私たちが窓口になれば(市民の思い)被災地に送れると、団体の立ち上げを決意した」
受け付ける物は、飲料水、食品(レトルト食品や缶詰など)、カイロ、毛布(新品)、オムツ、生理用品、消毒用アルコールです。これ以外は受け付けていません。それぞれ未開封のものでケースや袋単位などに限ります。
受付初日の17日(水)は、さっそく物資を持った市民が訪れていました。受け付け場所の上越観光物産センターは現在休館中ですが、市が活動に協力して無償で貸し出しています。
物資を持ってきた市民
「東日本大震災のときに栃木県で被災し、物資がなくなる恐怖を体験したので被災者の気持ちが分かる。力になりたいと思った。小さい子どもがいるとお母さんは大変。おむつや生理用品を届けたかった」
支援物資は来週22日(月)まで上越観光物産センターで受け付けています。時間は午前9時から午後4時までです。集まった物資は、23日以降、石川県からの指示を受けて上越市内の運送業者が被災地へ運びます。
五十嵐健一代表
「上越の物を買ってもらい石川県に送る。被災地を助ける気持ちでぜひ協力してほしい」
■問い合せ:能登半島地震の支援・上越有志会 五十嵐健一代表(090-3686-5669)
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