2024年01月04日 17:10更新
妙高市で4日(木)に消防出初式が行われ、関係者が大災害や大事故から市民を守るため決意を新たにしました。
出初式に参加したのは、妙高市の消防団員と市内の消防署の職員などあわせておよそ50人です。市内の神社で市民の安全や消防関係者の無事故を願い、消防車両で市街地をパレードしました。
この後開かれた式典では、城戸市長が元日に発生した能登半島地震にふれ「甚大化する地震のような被害に、市として防災でなく減災にむけて大いなる訓練を積まなくてはならない。いっそうの連携をお願いしたい」と消防関係者にさらなる努力を促しました。
一方、妙高市では少子高齢化の影響で消防団員の不足が課題になっています。去年の時点で定員830人に対し724人にとどまっています。この点について、妙高市消防団の山川栄勇団長は、2日に羽田空港でおきた航空機の衝突炎上事故で日航機から全員脱出したことにふれ「団員不足を補うには訓練しかない。日航機事故ではいかに訓練しているかわかった。飛行機から脱出できたのは訓練のたまもの。我々も見習い、迅速に動き地域住民が安心して暮らせる地域をつくりたい」と述べました。
妙高市内では去年1年間に火災が16件発生し、1人が亡くなっています。関係者は今年1年間の無火災、無災害を願っていました。
なお、7日(日)に予定されていた上越市消防出初式は震災のため中止になりました。
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