2023年12月10日 18:29更新
現役のJリーガーが、小学生に技術や夢を持つことの大切さを伝えるサッカー教室が、10日(日)に上越高校で開かれました。
このサッカー教室は、上越地域のジュニアサッカーのレベルアップを目指し、上越高校サッカー部の監督で元Jリーガーの藤川祐司さんが去年に続いて企画しました。講師を務めたのは、藤川監督の人脈から集まった現役のJリーガー6人です。
そのうち、ことしJ1リーグで初優勝を果たした「ヴィッセル神戸」所属の飯野七聖選手は、上越市の出身です。
10日は、上越地域のサッカーチームに所属する小学4~6年生70人が参加して、選手とドリブルリレーで対決したり、パスとシュートのコツを教わりました。
選手たちは実際にお手本を見せながら、1つ1つ丁寧にアドバイスしていきます。
「(シュート練習)狙ったところに転がす。力いっぱい蹴るのではなく、自分の蹴りたい場所を決めて強いパスの気持ちでやってみて」
「トラップは、次にプレーしやすいところにボールおくことが一番大事」
また、試合形式のミニゲームで汗を流しました。選手も中に入り、パスやドリブルでアシストします。
参加した小学生
「試合中のパスが正確ですごい。楽しくていろいろなことが分かった。自主練習はドリブルやリフティングがいいと教えてもらったのでやってみたい」
「諦めない気持ちが大切と言っていた。これから何でもチャレンジしたい」
飯野選手は、小学生との交流を通して、上越地域のサッカーがレベルアップしていることを実感したといいます。
飯野七聖選手
「僕が小学生のときよりもみんなはるかに上手で、声も出ている。上越地域のサッカーは上越高校が引っ張り、少しずつ変わってきていると感じた。僕もこの小さい地域から1つずつステップアップして、その過程の苦しさもたくさん知っている。経験を上越の地に還元するのは自分の大切な役目。上越から一緒にプレーできるJリーガーが誕生することを願っている」
上越高校サッカー部では、今後も年に1回、Jリーガーを招いた練習会を開く予定です。
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