2023年12月07日 18:36更新
11月下旬、新発田市で死んでいた野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたと6日(水)、県が発表しました。県内での確認は今シーズン初めてです。こうした中、上越地域の養鶏場や上越市立水族博物館、うみがたりなどでは警戒感を強め、それぞれで対策を講じています。
新発田市で今シーズン、県内で初めて鳥インフルエンザが検出されたことを受け、県の上越家畜保健衛生所は、上越地域にある6つの養鶏場などに対して、野鳥が養鶏場に入れないようにネットや金網を活用するなどの対策の徹底を呼びかけました。
こうした中、ニワトリ33万羽を飼育している上越地域最大の養鶏場では、10月から消毒用の石灰をまいたり、野鳥が近づかないよう音の出る機械を設置するなど、対策を強化しています。養鶏場の管理者はJCVの取材に対し、「今まで通りの対策を、気を引き締めてやっていきたい」と話していました。
一方、上越市立水族博物館、うみがたりでは11月29日、富山県の野鳥から鳥インフルエンザが検出されたことを受けて、この日からマゼランペンギンへのエサやり体験を止めました。
来館者
「残念だが仕方ない。(エサを)あげられる機会があればあげたい」
このほか、施設の入り口などに靴の裏を消毒するマットを置きました。うみがたりでは、国内の水族館で最も多い130羽以上のペンギンを飼育していることもあり、施設を中心に半径50キロから200キロまでの間に鳥インフルエンザが確認された場合、今回のような対策を取ることにしています。今後、半径50キロ以内で鳥インフルエンザが確認された場合は、ペンギンの展示を止めることになっています。
うみがたり 照井未希さん
「県内で(鳥インフルエンザが)発生し、いよいよ近づいてきたな(と実感している)。来館者には不便をかけるが日本一の飼育数のマゼランペンギンを守りたい」
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