2023年11月29日 17:42更新
県内唯一のスイッチバックがある、えちごトキめき鉄道の無人駅 二本木駅と駅舎の空きスペースをまちづくりに活用し、年間4000人以上の人が訪れるにぎわいを生み出したとして、NPO法人「中郷区まちづくり振興会」が県内で唯一、国土交通大臣表彰を受けました。
国土交通大臣表彰を受けたのはNPO法人「中郷区まちづくり振興会」です。振興会では8年前、県内唯一のスイッチバックがあるえちごトキめき鉄道の無人駅 二本木駅をまちづくりに生かそうと、鉄道ファン向けの撮影会を企画するなど駅の活用を始めました。
その翌年、振興会では駅舎内の空きスペースに喫茶ルームを設け、飲み物の提供や、地元産の野菜販売をして訪れる人をもてなしてきました。営業日は当初、月に2回でしたが、営業日を増やしてほしいという要望を受け、4年前から年中無休にしました。さらに振興会では、ほかのまちづくり団体と連携して駅前で鉄道まつりを開くなどしてきました。
その結果、駅を訪れる人の数は年間で4000人以上となり、活動を始めた8年前と比べて1000人以上増えました。こうした取り組みが評価され、今回県内で唯一、国土交通大臣表彰「手づくり郷土賞」に選ばれました。
振興会の理事長 岡田龍一さんは「長年やってきた結果だと思うのでうれしい。地元の人には街のよさを再認識してもらい、市外の人たちにはこれからも訪れてもらい楽しんでほしい」と話しています。
表彰式は、12月23日(土)東京で開かれ、受賞した団体が活動を発表することになっています。
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