2023年11月25日 17:26更新
金谷山にあるレルヒ像を作った彫刻家をご存知ですか? 福岡県出身で戦後、旧高田市に移住した戸張幸男です。この戸張幸男を多くの人に知ってもらおうと上越市寺町の大嚴寺で作品展が開かれました。戸張は明治41年、福岡県に生まれ両親の都合で朝鮮に渡り、彫刻家として活躍。戦後、祖母のいる旧高田市に移住し、しばらく大嚴寺に下宿していました。そして、昭和36年に金谷山のレルヒ像を制作しました。この作品展は大嚴寺の佐藤信明住職が会長を務める六人の会が「地元であまり知られていない芸術家を知ってほしい」と開かれました。作品展には約20点が展示されました。多くは大嚴寺所有のものですが一部は個人の方が持っていたものもあります。これは戸張が40歳頃に作った木造の「塩鮭」です。ウロコの質感などが繊細に表現されています。
この作品展は3日間開かれのべ100人ほどが訪れたということです。市内から
「失礼ながら知らなかった。柔らかい作品を作る方だなあと思った。」
佐藤信明住職
「やっぱり知らないっていう方が多かったのでやってよかった。もっと知ってもらいたい」
作品展は終了しましたが、大嚴寺所有の一部の作品は常に境内に置いてあるということです。ご覧になりたいかたは大嚴寺(025-523-5524)までお問い合わせください。
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