2023年11月15日 19:00更新
サケ漁がはじまっている上越市の桑取川で15日(水)、地元の上越市立潮陵中学校の生徒が投網漁に挑戦しました。
桑取川で投網漁に挑戦したのは潮陵中学校の全校生徒26人です。
学校では生徒に地元の文化に関心を持ってもらおうと30年以上前からサケの投網漁体験を授業に取り入れています。
生徒たちは事前の授業で投網の投げ方を学び休み時間などに練習してきました。
この日の桑取川は前日の雨で水量が増え流れも速く生徒は苦戦しながら網を投げていました。
投網の様子
潮陵中学校 1年生
「川の中で足とか思い通りに動けなかったので網を広げるのが大変だった」
潮陵中学校 1年生
「練習の時は縄をしっかり遠くまで広く投げられたが足場が不安定な水の中で投げられなかったので悔しい」
この日投網漁に挑戦し、かかったのはおよそ70センチ重さ3キロのサケ1匹のみでした。
潮陵中学校 3年生
「入っていないかなと思っていたけど、網を引っ張っているとサケの重みが伝わってきて、入ったんだとだんだん気持ちが高まってきて努力が実って嬉しかった」
生徒たちは地元の谷浜小学校に通っていたときサケの稚魚放流を体験しています。生徒たちは投網体験を通じて放流したサケが成長し川に戻ってきたことを確認していました。
潮陵中学校 1年生
「小学校の時にサケの稚魚を育てていたので帰ってきてくれたのは嬉しい」
潮陵中学校 3年生
「地域の誇れる伝統なので伝統を引き継いでいったり、良い行事だなという気持ちを持って取り組みたい」
桑取川漁業協同組合 平井民夫組合長
「小学校から受精卵を持っていき5カ月間育てて放流し、中学校で投網体験をするサイクルはいい勉強だと思っています」
桑取川漁業協同組合によりますと今年のサケ漁は今月1日から始まりきのうまでに1357匹が獲れ平年並みだということです。
桑取川漁業協同組合 平井民夫組合長
「11月1日から捕獲作業を始めて5日くらいから順調に進んでいる。県内各地不漁続きで心配はしているがそこまで落ちないだろうと思っている」
生徒は今後、桑取川で捕獲されたサケをさばきサケフレークを作ることになっています。
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