2023年11月08日 09:51更新
全国の大学生、高校生が参加する「橋りょう模型製作コンテスト」で、県立上越総合技術高校の生徒が初出場でみごと3位に相当する「審査員特別賞」に輝きました。
これが「審査員特別賞」に輝いた作品「城址桜蓮橋」です。木製で長さは60センチ、幅12センチ、高さ17センチ。欄干にサクラとハスが描かれた架空のデザインですが、学校近くの高田城址公園にあやかりました。
作ったのは、土木防災科の3年生水島優太さんなど3人です。
水島さんは「発表の瞬間びっくり。まさか入賞とは。レベルの高いチームがたくさんある中での名でしっかり見てもらい良かった」と振り返っていました。
このコンテストは、日刊建設工業新聞社などが主催する「建設技術展」に合わせ、業界をめざす若者に目標意識を持ってもらおうと開かれました。今年エントリーしたのは全国の大学や工業高校から37チームです。
水島さんたち3人は、卒業に向けた課題研究の一環として、春先から制作に取り組み試行錯誤を重ねてきました。こだわりは「城址桜蓮橋」と付けたのでハスやサクラをあしらったことだそうです。
最大の難関は、条件である30キロの荷重に耐えられるかどうかでしたが、本番では見事クリア。審査ではデザイン性と力学的に優れていることが高く評価されました。
水島さんは来年の春、県内大手の建設会社「福田組」への就職が内定しています。「将来、本物の課題研究で作った橋を作りたい」と夢を膨らませていました。
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