2023年10月14日 13:00更新
テレビやラジオなどの受信障害の防止を呼びかける図案コンクールが行われ、上越市立城北中学校の垣堺奏来さんが、信越ブロックの奨励賞を受賞しました。
コンクールは、テレビやラジオの放送局などでつくる受信環境クリーン協議会が毎年、全国の中学生を対象に開いています。
今年は、全国の211校から1587作品の応募がありました。このうち、上越市からは3校7作品が寄せられ、城北中学校2年生で美術部部長の垣堺奏来さんが、初めての応募で信越ブロックの奨励賞を受賞しました。
奨励賞を受賞 垣堺 奏来さん
「この前も防火ポスターのコンクールに応募したが賞を取れなかった。今回 奨励賞を取れてうれしい」
作品のキャッチコピーは「美しい電波をつなぐ」です。垣堺さんは日本の美しい風景として、作品に高田城址公園のコイとハスや、長岡の花火、そして日本の国鳥キジを描きました。
垣堺 奏来さん
「長岡の親戚の家のテレビが見えにくくなり長岡花火を見ている途中に1番見たかったところを見逃してしまった。日本の美しさをきれいな電波と一緒に世界でつなぐイメージをして描いた」
作品では、バトンを渡している様子も描き、さまざまな情報を電波がつないでいることを表現しました。工夫したのはバトンをつなぐ手の色で、光の当たり方を考えながら塗り重ねました。制作には1か月かかったということです。
垣堺 奏来さん
「光が当たるところは下が影になるため1番濃くした。上は白を生かして明るく表現。最終的に納得のいく手が描けた。そこを1番見てほしい。私たちが当たり前に使っている電波でも当たり前に使えないところもある。自分たち一人ひとりが大切に使っていくことが大切だと思う」
このほか、上越市からは城東中学校2年生 池田光希さんが入選、城北中学校2年生 竹田弥意さんが佳作に選ばれています。3人の入賞者には、来月以降に賞状と図書カードが送られることになっています。
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