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第52回上越市美術展覧会 9日まで市内2会場で開催

2023年10月01日 16:37更新

上越市美術展覧会が、高田城址公園オーレンプラザとミュゼ雪小町の2つの会場で1日(日)から始まりました。今年は、4作品が最高賞の「市展賞」に選ばれています。

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今年は、日本画や写真など6つの部門に、7歳から94歳まで280人から330点の応募がありました。入賞作品は、市展賞4点を含む29点です。

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1日(日)は開場式が開かれ、入賞者に表彰状が贈られました。

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「女たち」 内山富佐子さん

このうち「洋画・版画部門」で市展賞を受賞したのは、内山富佐子さんの油絵作品「女たち」です。学校や職場で人間関係がうまくいかなかった過去の自分を、表情と周りにいる人の暗さや影で表現しています。

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内山富佐子さん
「(辛い時期)真っ只中だと、表現がきつくなったり客観視できなかったが、今はそのときのことを描けるようになったことが新たな出発点だと思う。女3人での複雑な人間関係は、誰にでもあること。絵を読み取って、自分も同じことがあるなと共感してもらえればうれしい」

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「森蘚幽光」 沖田渉さん

「彫刻・立体造形部門」では、沖田渉さんの作品「森蘚幽光」が市展賞を受賞しました。

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10年ほどかけて採取した様々な種類のタマムシの羽を木に貼り付け、森の中で光るコケを表現しています。

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沖田渉さん
「倒木に生えるコケを見て感動したのが、作品作りのきっかけ。(タマムシの羽)それぞれ違う意外な光り方をするのが面白い。作品を見て、誰にも気づかれない深い森の中の命の輝きを感じてほしい」

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また、今年は高校生を中心に18歳以下の作品が25点と、去年の9点から大幅に増加しました。そのうち「洋画・版画部門」では、高田高校2年生の深井穂乃さん(16)が入賞しています。

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「選択」 深井穂乃さん

第52回上越市美術展覧会は、今月9日(月・祝)まで開かれています。

会場は2つに分かれ、高田城址公園オーレンプラザでは「日本画」「洋画・版画」「彫刻・立体造形」「工芸・グラフィックデザイン」。あすとぴあ高田5階のミュゼ雪小町では「書道」「写真」が展示されています。

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時間は、両会場ともに午前10時から午後6時まで、最終日は午後4時までです。入場は無料です。

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