2023年09月29日 15:50更新
国際宇宙ステーションで保管された上越産コシヒカリの種もみで育てたイネを、29日(土)に東本町小学校の児童が刈り取りました。コメの出来具合はどうだったのでしょうか?
東本町小学校は「KomeTane宇宙Project」と題して、上越市の建設会社 田中産業と協力して国際宇宙ステーションで保管された上越産コシヒカリの種もみを学校の田んぼで育ててきました。
29日(金)は5年生60人が「KIRARa米」と名付けて育てたイネ40株を手刈りしました。
田中産業によりますと、この夏、猛暑と水不足でイネの生育が心配されましたが、番水で水を工面した結果、無事に成長したということです。
田中産業 田中朗之常務取締役
「地域の皆さんと協力し、番水を行うことで無事に実りの秋を迎えられたことにうれしさを感じる」
宇宙イネからは2万5000粒ほどの種もみが取れる見込みですが、食べる予定はありません。学校では、この種もみをもとに、来年度も田植えをして、代々増やしていく考えです。
児童
「すくすくと育ってうれしかった」
「『KIRARa米』をもっと増やしていってほしい」
田中産業 田中朗之常務取締役
「楽しそうに稲刈りをしていたので農業にさらに興味を持ってもらえたら。宇宙に行ったコメなのでおいしくなるとか、虫に強いとか、良い影響がでてくれれば。将来は田んぼ一面に『KIRARa米』を植えられると良い。世代間をつなぐようなものになるとうれしい」
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