2023年09月20日 14:07更新

持ち運びができる速度取り締まり装置を使った取り締まりが20日（水）、上越警察署管内で初めて行われました。

これが持ち運びができる速度取り締まり装置です。白いケースの中にカメラが取り付けられていて、スピード違反した車が通ると自動で写真を撮り、車のナンバーやドライバーの顔などを記録します。

これまでの取り締まりと違うのは、現場で違反した車を停めて、手続きする必要がありません。違反したドライバーは後日、警察からの通知書を受け取り、警察署に出向いて手続きすることになります。

上越警察署 交通課指導係 高倉信弘 係長
「（従来）違反した車を引き留める場所がないと取り締まれない。持ち運び式の装置を使えば、あとで違反車を取り締まれる利点がある」

この装置は新潟県警察本部が今年3月、1台導入しました。20日は上越市立春日新田小学校前にある速度制限が30キロの市道で、この装置を使った取り締まりが行われました。

従来であれば署員5人から6人が必要でしたが、20日は上越署の署員2人で取り締まりにあたりました。警察では今後、これまで取り締まりが難しかった狭い道幅の道路や通学路などで運用するということです。

上越警察署 交通課指導係 高倉信弘 係長
「ふだん気を許して速度を出すところでも取り締まれる。今後そういう場所で運用していきたい。（ここ最近の事故）子どもの列に突っ込むなどはないが（ブレーキの）踏み間違えで建物にぶつかるなどの事故がある。注意してほしい」