2023年08月24日 11:05更新

消防の救助技術を競う全国大会に、頸北消防署の職員、市村崇将さんが初出場します。大会を直前に控えた23日（水）、市村さんが中川上越市長に訓練の成果を披露しました。

全国大会に出場するのは、頸北消防署の消防士5年目の市村崇将さんです。市村さんは、先月行われた県の消防救助技術大会ロープブリッジ渡過に出場しタイム19秒8で1位に輝き、3回目の挑戦で全国大会の切符を手にしました。

全国大会に出場　市村 崇将さん
「4月から救助訓練を行ってきて、いよいよ全国大会が来たと改めて実感。去年まで積み上げてきたものがあった。タイムどこを縮めるか考えられた」

ロープブリッジ渡過は、水平に張られた20メートルのロープを往復し、安全性やタイムを競う種目です。市村さんは、全国大会に向けて週に5日、1日2時間7往復ほどをこなしてきました。この夏は、片道を渡るだけでもかなりの体力を消耗したと言いますが、常に本番を想定し、1回1回全力を出し切ることにこだわって鍛錬してきました。全国大会は順位はつきませんが、基準となるタイム28秒を切ると入賞になります。この日の市村さんのタイムは19秒9。全国トップレベルは17秒台だということです。

全国大会に出場　市村崇将さん
「まずは入賞して賞状を上越に持ち帰ってくるのが目標。支えてくれた人たちに恩返しできるよう強気で全国の救助の精鋭と戦いたい」

全国大会は、25日（金）に北海道で行われます。上越地域消防局から全国大会に出場するのは、去年に続き2年連続です。ロープブリッジ渡過では、5年前の大会以来の出場になります。