2023年08月21日 16:00更新
20日に予定された「謙信公祭」の出陣行列などは、猛暑のため中止となりました。ことし4年ぶりに県外からの参加者を含め、200人以上がスタンバイしていました。しかし夜には、予定通り川中島合戦の再現が行われ、参加者は出陣行列の分まで熱演につぐ熱演でした。
20日の上越市は、高田地区の気温が午前8時過ぎには30度を超え、最高気温35.3度の猛暑日となりました。そのため、上越市は急きょ、参加者の安全を確保しようと、通称・山麓線を700メートルに渡って練り歩く出陣行列などを中止としました。一方、4年ぶりに行われたのが、謙信公祭のみこし担ぎです。
春日地区に住む人を中心に、300人が1トンを超えるみこしを担ぎ、山麓線など約1キロを練り歩きました。
担ぎ手
「気持ちいい、4年ぶり」「この空気感、最高」「苦しいがすごく楽しんだ。担ぎ手が増えて盛り上がれば」
またことしは、サプライズな企画も。これはメジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手がホームランを打ったあとに被る兜と同じものです。希望者は1回500円で被ることができます。兜は、祭りの甲冑を用意した丸武産業が提供しました。
夜は恒例の川中島合戦の再現です。ことしは4年ぶりに県外からの参加も認められ、去年より60人多い220人が戦国絵巻を繰り広げました。
そして、主人公・謙信公役を務めたのが、4年ぶりに一般公募で選ばれた上越市の教員、横田聖さん39歳です。
横田さんは、出陣にむけた鬨(とき)の声や謙信公の言葉、「第一義」を説くセリフを含め、要所要所で力演を見せました。
横田聖 さん
「我らが懐中に抱くは、義の心。第一義を掲げ、もって進みゆかば、おのずから道は開かれよう」
横田聖 さん
「会場と一緒に勝どきの声を上げた。会場全体が一体感のある合戦絵巻になった」
謙信公祭のみこし担ぎやのろし上げなどの行事はまとめて、9月3日(日)から3週にわたり、111チャンネルで放送する。
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