2023年08月16日 17:53更新
渇水で棚田などにひび割れが入り、イネが枯れる状況となっているなか、上越市の中川市長が16日(水)牧区の田んぼを視察しました。市ではすでに農家への緊急対策を打ち出していますが、市長はさらなる支援を検討したいと話したものの、具体的な内容には踏み込みませんでした。
中川市長が視察したのは上越市牧区坪山の棚田です。この地域の田んぼは雨水に頼る「天水田」です。市長は渇水と異常高温でひび割れた田んぼや、一部のイネが枯れた状況を確かめました。
この地域の田んぼに水を供給するため池は現在、水量が4分の1ほどに減っています。
農家 中川卓夫さん
「(渇水)恐ろしいのは収量がとれても品質が2等、3等米になってしまうこと」
上越市では農家への緊急支援として、今月はじめから消雪用の井戸を開放したり、田んぼに水を汲み上げるポンプの購入費や燃料費などを補助しています。そのうえで中川市長は、さらなる支援を検討したいと話しました。
中川市長
「地元の桑取、名立も同じ(渇水)課題がある。担当課と相談しながら、支援できることは最大限やりたい。とにかく対応をすぐに考えて皆さんに知らせたい」
なおJAえちご上越では、上越市とは別に水やり用の機械の燃料の助成申請を17日(木)から受け付けます。詳しくはJAえちご上越までお問い合わせください。
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