2023年08月11日 16:31更新
20年前に閉校した板倉区の旧筒方小学校で、きょうタイムカプセルが開けられ、当時の児童や地域の人が昔を懐かしみました。筒方小学校は20年前に閉校し、旧宮嶋小学校と統合、現在は板倉小学校と統合しています。その閉校式典の時に、当時の全校生徒19人と地域の人が思い出の品をタイムカプセルに詰め、20年後の今年が開ける年となりました。
実行委員長の新井武司さんは「取り出した時、状態がものすごく良くて当時の先生に感謝した。きょうを迎えてやっと閉校した気分。」と話します。開封式に集まったのは約30人。中には当時、筒方小学校に通っていた児童の姿も。
当時3年生だった女性は、総合の学習の時の釣りの授業が思い出に残っていて釣り道具を詰めていました。また釣れたのはブラックバスだったと手紙が残されていました。当時3年生だった女性は「母のような看護師になりたい」と手紙を残していて、28歳になった今、看護師として働いています。当時4年生だった女性は当時飼っていたペットの写真と大好きだった釣り道具を入れていました。
当時6年生だった男性は「いきなりですが結婚していますか?」と書かれた手紙を残していて、現在は結婚し、お子さんもいるとのことです。
地域の人の中には当時、小学校6年生だった娘からのサプライズの手紙が入っている人もいました。「しょうしいけど…玉子焼きが下手だって書いてありました。13日に帰ってくるから見せないと。」と話していました。
実行委員長の新井さんは「みなさんの笑顔を見るとやって良かったと思う。過疎が加速していく中で、地域を繋げていくために何かまたできれば」と話していました。
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