2023年08月03日 04:00更新
実験を通して花火の仕組みを紹介するサイエンスショーが、上越市立上越科学館で今月20日まで行われています。
上越科学館では「花火のヒミツ」と題して、物が燃える仕組みや、花火の色が変わる化学反応などについて実験しながら紹介するサイエンスショーが開かれています。
初日の1日は親子など20人が参加し、実験の様子を見学しました。
はじめに館長の永井克行さんがオリジナルの線香花火を作りました。作り方はティッシュペーパーを四つ折りにして水を吹きかけます。その上に鉄の粉、鉄粉をふりかけ火をつけると・・・
鉄は、塊のままではなく、細かくした鉄粉を使うことで、酸素と接する表面積が増え、よく燃えるということです。
また、花火の炎の色について解き明かす実験では、ガスバーナーの火に霧吹きである液体を吹きかけると、炎が緑色に変わりました。液体は、アルコールに金属の化合物を溶かしたものです。金属の化合物は、燃やすと金属特有の色の光を出す性質があり、これを「炎色反応」といいます。花火は、こうした物質の性質を利用して赤や緑など、さまざまな色が出るよう作られています。
参加者
「色が変わってすごいと思った。(来年からの理科)頑張れそう」
「花火は大がかりだと思っていたが、ティッシュと鉄粉で手作り花火が作れていたのに驚いた」
「花火の仕組みがわかったので、次花火をやる時はそれを思ってやりたい」
上越科学館 永井克行 館長
「花火はいろいろな色が出る。なんでこの色が出たのか、花火を見ながらきょうの実験を思い出してもらえると。赤が出たらストロンチウムだと思ってもらえると。ちょっとは何かの役に立っているのでは。そういう風に見ても楽しめると思う」
上越科学館「花火のヒミツ」は、今月20日まで1階特別展示室で行われています。
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