2023年08月01日 16:40更新
家族で防災意識を高めてもらおうと、上越市板倉区の地すべり資料館で1日(火)に液状化現象を学ぶ教室が開かれました。
教室は妙高砂防事務所が毎年開いているもので、上越市や妙高市などの小学生と保護者、28人が参加しました。
参加者は初めに、土砂災害や洪水などから命を守る方法について学んだあと、液状化の仕組みが分かる模型を作りました。
作り方は、砂が入った容器に水を入れてならしたあと、家やビルなどの模型を上に置きます。また、マンホールに見立てた透明な容器を埋めます。
そして、完成した模型を叩きながら揺らすと……
水を含んだ砂が泥のようになって、埋めたマンホールが浮きあがりました。
参加者は、さらに大きな装置を使って液状化の様子が分かる実験に取り組みました。
液状化が起きた様子
参加者
「叩いただけで水があふれてきて家も倒れてびっくりした」
「液状化という言葉は知らなかった。意味も分からなかったけど、工作をしたり実際に見てみることでいろいろなことが分かった。結構怖いと思った」
「地震や津波のとき、高いところに逃げたり、ブレーカーを消したい」
妙高砂防事務所 逢坂康之 所長
「何もしないと場合によっては自分の命がなくなる。自然災害が発生したらどこに逃げるのか、いつ逃げるのか家族で考えてもらいたい」
妙高砂防事務所では、冬に雪崩について学ぶ防災教室を開くことにしています。
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