2023年07月11日 11:14更新
高田城址公園の夏の風物詩、ハスの花が咲き始めました。ところが、今年の花の数は、去年よりかなり少ないようです。ハスに何か異変が起きているのでしょうか?市の担当課に聞きました。
市民団体「高田城址公園の蓮の花数を調べる会」によりますと、9日(日)の調査で確認されたハスの花は北、南、西堀、合わせて1742本でした。一方、去年の7月9日は1万2140本で今年は極端に少なくなっています。
市民
「毎年来ている。ちょっと少ないと思う。葉っぱがない所が・・・」
市民
「去年は見事だった。南(堀)の方がよく咲く。去年はこんなに穴は開いていなかった」
高田城址公園の蓮の花数を調べる会 吉越正勝代表
「去年より咲き方が悪い。『早めに対策を』と市と協働しながら考えていきたい」
上越市都市整備課 大堀哲也 副課長
「生育の不良の特定は困難だが、土壌の有機物の状況や病気、害虫、気温の変化、雪どけ水の水温低下、ほかの植物の生育、外堀の水流の影響などが原因と考えられる」
市は、ハスの害虫や根を食べる外来生物の駆除に毎年取り組んでいます。
大堀 副課長
「市は害虫のネクイハムシの駆除のため、毎年西堀にボートを浮かべ対策している。カメやザリガニの駆除も行っている」
昨年度の駆除ではカメ40匹、ザリガニ487匹を駆除したということです。「蓮の花数を調べる会」によりますと、去年咲いたハスの花は全体で16万5000本でした。今年は、少ないまま、低調で終わるのでしょうか?
大堀 副課長
「(花数が少なかった)令和3年度に比べると生育は良好。あくまで自然の植物。(花数)8~10年周期(で少ない)」
今週15日(土)からは夏の恒例イベント「観蓮会」が始まります。
大堀 副課長
「今後、団体の人と懇親して状況を確認しながら対策を講じたい」
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.