2023年06月25日 18:37更新
夏のレジャーシーズンを前に、妙高市池の平のいもり池で水面を覆っているスイレンの駆除作業が25日(日)から始まりました。
これとあわせて3年前から水面に設置が始まった防草シートの効果が上がっていることが確認されました。
スイレンの駆除は、在来植物の「ヒツジグサ」を守り、妙高山が池に映るいわゆる「逆さ妙高」の眺めを守ろうと、毎年、春と秋の2回行われています。
25日(日)は市の職員やボランティアなど35人が参加して、ボートの上からスイレンを刈り取り、オイルフェンスで集めていました。
最後は重機で陸に引き上げます。
ボランティア
「大変な作業も大勢でやると楽しい作業に変わる。
また参加しようという力になっている。」
25日(日)は、池の底に設置する防草シートを繋ぎ合わせる作業も行われました。
防草シートを使うと、池の底に光が届かず、スイレンの繁殖を抑える効果が期待されています。
この取り組みは、市が3年前からはじめ、これまで4000平方メートルに設置されました。
25日(日)は関係者がこれまでにシートを設置したところの水上にはスイレンがないことを確認しました。
池の平温泉区協議会 太田善万さん
「防草シートの効果が顕著にみられる。毎年予算の許す範囲で広げている。
妙高山が映って見えるような水面が広がっていくと思う。」
シートは今回新たに1200平方メートルが設置され、全体で5200平方メートルとなります。
しかしまだ池の半分にも満たないということで、市では、池の底全てにシートを設置するのは最低でもあと5年はかかるとみています。
池の平温泉区協議会 太田善万さん
「いもり池は妙高市の宝であり、池の平の宝でもある。今後も大事にしていきたい。」
スイレンの駆除作業は30日(金)まで行われます。
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