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入賞・入選含む400点 「県展 上越展」始まる

2023年06月08日 09:50更新

県内最大の公募展、県展 上越展が7日から上越市教育プラザで始まりました。

会場には上越市と妙高市からの入賞2作品と入選を含むおよそ400点が展示されています。

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県展は、昭和20年にはじまった県内最大の公募展です。今年は県内から3000点を超える応募があり、上越市と妙高市からは最高賞に次ぐ奨励賞が2作品、入選には69作品が選ばれました。

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これは奨励賞を受賞した上越市の戸枝佳代子さんの版画「牡丹」です。

戸枝さんは、これまで主に「多色刷り」を手掛けてきましたが、今回は花びらの輪郭と陰影を際立たせるためモノトーンで表現しました。制作期間は3か月です。県展ではこれまで6回入選していますが、入賞は初めてです。

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戸枝佳代子さん
「線を生かして白黒で表現した。この牡丹の花がいっぱい咲いている所を表したかった。牡丹が落ちて散る所を黒くして(陰影で表現した)」

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写真中央 書道「趙南星詩燕子」

これは奨励賞を受賞した妙高市の手塚星染さんの書道作品「趙南星詩燕子」です。書かれているのは、中国、唐の時代に作られた詩で、ツバメが巣に帰る様子を情感豊かに表現しています。

手塚さんは、県展ではこれまで6回入選していますが、入賞は初めてです。

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手塚星染さん
「切ない感じにするのに、真っ黒の墨ではなく淡墨という薄くして書くものに初挑戦。筆の流れていく感じが分かるように
心がけて ふだんから練習した。『ここで墨入れた』『かすれてても我慢して書いている』とかを見れば分かるので、間近で見てもらうといい」 

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7日は表彰式が行われ、入賞、入選した人に表彰状が贈られました。

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 会場には、上越地域の入賞、入選作品を含む日本画・彫刻・写真など7部門のおよそ400点が展示されています。

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県展 上越展は6月11日日曜日まで、上越市教育プラザの体育館で開かれています。専門家による作品鑑賞会が10日土曜日まで毎日行われます。

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