2023年05月30日 18:21更新

29日（月）午後9時過ぎ上越市大貫、金谷山のふもとにある割烹旅館「晴山荘」で火災があり、警察では全焼したと見ています。当時、宿泊客が5人いましたが、旅館の従業員含めて全員が逃げて無事でした。

警察によりますと、29日(月）午後９時20分ころ、上越市大貫2丁目の晴山荘から火が出たと消防に通報がありました。

 従業員
「火災報知器がなった。『火事だ」と思って下におりて行ったら下も真っ暗。火柱が上がっていた。最初に見つけたのは下の厨房にいた社長夫妻」

消防車など13台が出て消火にあたり、火はおよそ2時間後の午後11時10分頃に消し止められました。

警察はこの火災で、晴山荘が全焼したと見ています。

晴山荘の従業員によりますと、昨夜は建物に宿泊客が2組5人いましたが、従業員など4人が建物の外に誘導し、全員が無事だったということです。

従業員
「やっとの思いで踊り場に来たら、もう煙が充満していて煙の中にさっき見た火柱がさらに大きくなっているのが見えた。消火器では間に合わない。煙がすごくて呼吸もできない状態」

30日（火）は警察と消防が現場検証にあたりました。

この火災で、ほかの建物への延焼はないということで、警察と消防が出火原因などを調べています。