2023年05月28日 15:08更新
上杉謙信公の生誕500年に向けて春日山城跡の周辺を魅力ある観光地にしようと、ことし3月に設立したNPO法人「越後まほろば倶楽部」が、春日山の古道整備を進めています。
「越後まほろば倶楽部」は、7年後の2030年に迎える上杉謙信公生誕500年に向けて、春日山周辺を新たな観光地として整備しようと設立されました。
28日(日)は、メンバー9人が、旧春日山旅館から本丸跡に続く古道の整備を行いました。古道は国の史跡の一部で、整備には管理する市の許可を得ています。
越後まほろば倶楽部 志賀茂 理事長
「この古道は、今まで日の目を見なかった。観光地の大規模な整備といってもすぐには結び付かないもの。小さなこと、できるところから始めたい」
古道への入り口 急な傾斜が続く
中央にまっすぐ道がある
古道はこれまでも通ることができましたが、長年手入れがされていなかったため道には草木が生い茂り、観光客が歩くことは困難でした。メンバーは草刈り機や剪定バサミを使って、埋もれていた道を出していきます。
作業にあたったメンバーは「傾斜が急で、足元も悪くて危ない。観光客に歩いてもらいたいが、もっと整備しないと無理」「想像以上のやぶで、これはダメだ」などと話していました。
団体では、来月から国の補助金を活用して、木の間伐など本格的な整備を始めます。最終的には、全長およそ600メートルの古道を整備する予定です。
また、切り出した木を使ってキノコを栽培し、団体名のブランドでことし秋から販売することにしています。
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