2023年04月12日 14:33更新
江戸時代、高田藩の藩主を務めた榊原家と妙高の関係をたどる特別展が、妙高市の「関川関所 道の歴史館」で開かれています。
榊原家が高田藩を統治したのは、9代政永の1741年から明治維新までの、およそ130年です。
会場には、徳川家康の家臣だった榊原家の歴代藩主や高田藩と関山宝蔵院の関わりなどについて当時の資料とともに詳しく紹介されています。
江戸後期、高田藩は源泉をもっていた宝蔵院と交渉し、北地獄谷から湯を引く権利を得て、現在の赤倉温泉にあたる一本木温泉を開発しました。
展示されている資料からは、温泉の権利を宝蔵院が800両で譲ったことや、当時の藩主だった榊原政令が、温泉を視察したことが分かります。
赤倉温泉は、その翌年に旅宿が軒を並べる温泉街となり、善光寺参りの参拝客などで大いに賑わったということです。
清水館長は、「榊原家の藩主の命で、赤倉温泉や笹ヶ峰が開発され、令和時代の私達も恩恵を受けている。つながりを感じてもらえれば」と話していました。
特別展「高田藩榊原家時代の妙高」は、6月18日まで関川関所道の歴史館で開かれています。
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