2017年09月15日 18:07更新
地元に江戸時代から伝わる塩作りを上越市立谷浜小学校と直江津小学校の児童が、このほど体験した。
谷浜地区では約400年前から塩づくりが始まり、戦後まで続けられてきた。現在は、谷浜観光協会の会員が伝統を後世に伝えるため塩づくりを続けている。
谷浜小学校では15年ほど前から毎年、6年生が総合学習で、地元に伝わる塩作りについて学んでいる。この日の体験には、同じく塩作りについて学習している直江津小学校の5年生38人も参加した。
児童は、まず砂浜の塩田にコマイザラと呼ばれる道具を使って溝を作る。続いて谷浜・直江津の両校の児童がバケツリレーで海水を運んだ。 最後に海水をまんべんなく塩田に撒いた。
このあと児童は海水を煮詰めてつくったにがりが入った塩とにがりを抜いた塩を味見した。
児童は「バケツいっぱいに水を汲んで、結構遠くに飛ばせた」「にがりが入った塩は苦かった。入ってない塩はしょっぱかったけど、おいしかった」と話した。
谷浜小学校では出来上がった塩を11月に開かれる桑取地区のイベントで販売し、直江津小学校では塩の活用方法をこれから決めるということ。
なお、この模様は10月3日からJCVの番組「おじゃましますみんなの学校」で詳しく放送する予定。
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