2023年03月21日 13:00更新
アンコウやイカ、タツノオトシゴなどを特殊な方法で透明にして骨格が分かるようにした標本の作品展が、21日(火)から上越市立水族博物館うみがたりではじまります。一体、どんな標本なのでしょうか?
これが透明標本です。赤い部分は骨、青い部分は軟骨です。赤と青の色分けは専用の染色液を使っています。
筋肉などのタンパク質部分は特殊な酵素や薬品で透明にしてあります。
冨田さんは、北里大学の水産学部で学んでいたとき、研究用の透明骨格標本に魅せられて独自に研究を重ねてきました。現在は標本作家として各地で作品展を開いています。
冨田伊織さん
「透明標本あまり見ない存在、(小さい)生き物の骨格や内在した美しさをみてもらいたい」
作品展は、うみがたりが開館5周年記念イベントとして企画しました。展示室にはイカやタコ、カエルやタツノオトシゴなどおよそ250点が展示されています。
生きている生き物と見比べてもらおうと、水槽のわきにもおよそ50点が展示されています。
特別展「生きものがかたる造形美~冨田伊織 新世界『透明標本』 」は、あす21日から5月21日まで開かれます。
冨田さん
「いろんな角度から見てもらうとおもしろい。生き物たちの美しさを感じてもらえると嬉しい」
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.