2023年03月13日 15:01更新
昔ながらの神楽や雅楽など、上越市浦川原区の伝統文化をどうしたら守れるかを考えてきた上越市立浦川原中学校の生徒が、地元の保存会を招いて学習の成果を発表しました。
学習成果を発表したのは浦川原中学校の1年生13人です。生徒は去年から地元に伝わる飯室神楽、月影雅楽、保倉川太鼓について舞や楽器を体験しながら伝統文化の魅力を学んできました。
この日は地元保存会のメンバーを招いて、生徒が伝統文化が抱える後継者不足や活動費不足の現状を示したうえ、3つの解決策を提案しました。
そのうち、後継者不足についてはポスターやインターネットを使い世間の関心を高めること、また活動費用についてはオリジナルキャラクターのうちわやストラップを作って販売することなどを発表しました。
このあと生徒の提案について保存会との間で意見交換が行われました。
生徒
「地元に素晴らしい文化があることを知らなかったが深掘りできてよかった」
生徒
「後継者が増えたり費用の負担が少なくなり保存会が楽になってほしい」
飯室神楽保存会・舟波弘さん
「グッズ販売をやろうと深く考えてくれた。お金で買えないものを聞かせてくれた」
生徒はこの日の意見を踏まえて学習内容をまとめたうえ、2年生になってからも取り組んでいくことにしています。
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