2023年02月18日 14:23更新
雪国ならではの商品をつくろうと、妙高市姫川原のジーンズショップ「マルニ」で、ジーンズの色や質感を深める雪さらしが行われています。
ジーンズショップ「マルニ」では、雪国ならではの製法でオリジナルのジーンズをつくっています。それが「雪さらし」です。 妙高ならではの風土を生かした商品をつくろうと、2017年から始めました。
マルニ西脇 西脇謙吾 代表取締役
「雪は水になる、その地下水を使いたいと考えた。近くには小千谷縮やかんずりなどもあり、先人の知恵を使って加工しようと」
雪さらしは、のりを落とす洗い加工の工程で行います。地下からひいた妙高山の雪解け水にジーンズを一時間ほど浸した後、雪の上に手際よく並べていきます。
17日(金)は、ジーンズとジャケット、あわせて13着を雪にさらしました。
西脇社長が検査機関で水質を調べてもらったところ、使用している地下水には通常の水道水の7倍の鉄分が含まれていることがわかりました。そのため、藍の成分と反応して色に深みが増すということです。
西脇社長
「雪にさらすと、色合いが深くなるだけでなく硬さとコシの質感が出る。自然の恵みを含んで、この地域でなければ提供できない商品をつくりたい」
雪さらしは、雪の具合を見ながら来月中旬まで行われます。
完成したジーンズは順次店頭に並ぶほか、県外の百貨店や「マルニジーンズ」オンラインショップでも販売されています。一本2万6000円(税抜)からです。
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