2022年12月27日 17:24更新
「かわいい美術」をテーマに、上越市の高校生が企画した小林古径記念美術館の展覧会が年明け1月4日からはじまります。いったいどんな展示なのか、準備作業を取材しました。
展覧会に取り組んでいるのは上越市内の高校生10人です。生徒は小林古径記念美術館の呼びかけに応じて、今年8月から学芸員やキュレーターの仕事について学んできました。それをもとに、今回「かわいい美術」というテーマで、展覧会を企画しました。展示するのは生徒が美術館の所蔵する絵画や工芸品などから選んだ46点です。
26日(月)は展示作業が行われ、生徒は美術館の学芸員から小さな作品でも必ず両手で持つようアドバイスされながら、声を掛け合って取り組んでいました。
絵画は、ワイヤーに吊るして、高さ135センチの所に中心が来るように、また、左右をバランス良く展示します。
さらに、それぞれの作品には生徒がキュレーターとして考えたみどころなどの紹介文が添えられます。
生徒
「美術作品に触れることが初めての体験で緊張した。自分が魅力だと思ったポイントを見てくれた人に伝えられるよう、紹介文をキャッチコピーみたいにして書くことに力を入れた。一言に『かわいい』と言っても人それぞれ『かわいい』の基準がある。美術作品から感じ取ってほしい。」「若い人にも来てもらえるような展示企画になっている。いろんな人に来てもらい、みんなで考えた『かわいい』を広めていけたら。」
小林古径記念美術館 市川 高子 学芸員
「苦労して悩みながら試行錯誤してやっていた。それが形になり感動したと思う。見ている人にも伝わると思う。」
生徒が企画した展覧会「かわいい美術」は、来月4日から小林古径記念美術館で開かれます。
展覧会「かわいい美術」
期間:1月4日(水)~3月12日(日)
時間:10:00~16:00
休館日:月曜日、1月10日(火)、2月24日(金)
※1月9日(月・祝)は開館
場所:高田城址公園 小林古径記念美術館
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